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ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)

 植物の科別勉強中です。今回はノウゼンカズラ科です。世界三大花木というのがあるそうで、ホウオウボク、ジャカランダ、カエンボクの三種類なんだそうです。珍しい木という以外に理由がみつかりません。ホウオウボクについてはジャケツイバラ科で紹介しましたが、今回はジャカランダとカエンボクの属しているノウゼンカズラ科です。
 写真提供にご協力いただいているM-flower5さん、宇宙和里さんは日本に在住の方です。
 参考文献は、”Flora of Iran by Ahmad Ghahreman”、”shu(^^)ボタニックガーデン(Shu Suehiroさん)”、”植物雑学事典(岡山理科大学)”を主としています。


オロクシルム属(Oroxylum)
・ソリザヤノキ(Oroxylum indicum)、英名:Broken Bones Tree
(解説)インドネシア、マレー半島に分布。夜に開花し、朝には落ちてしまう。別名で「木胡蝶」とも呼ばれる。撮影:タイ
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キササゲ属(Catalpa)
・アメリカキササゲ(アメリカ木大角豆)(Catalpa bignonioides)、英名:Southern catalpa、Indian bean
(解説)アメリカ南部が原産と考えられている。日本へは明治時代の終わりに渡来。撮影:ルーマニア
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・キササゲ(Catalpa ovata)
(解説)中国が原産。果実が紐状なのでササゲ(豆)にたとえ、木のササゲと名付けられた。撮影:イラン
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ジャカランダ属(Jacaranda)
・ジャカランダ(桐擬き)(Jacaranda sp.)、英名:Jacaranda
(解説)南アメリカに分布。日本の園芸品種にプベルラ・カローバがある。撮影:宇宙和里さん
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(近景)
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スパトデア属(Spathodea)
・カエンボク(火焔木)(Spathodea campanulata)、英名:African tulip tree、Fountain tree
(解説)熱帯アフリカの西部が原産。春から夏にかけて枝先の総状花序に赤橙色で黄色いフリルのある大きな花を咲かせる。写真はまだありません。

タベブイア属(Tabebuia)
・コガネノウゼン(黄金凌霄花)(Tabebuia chrysotricha)、英名:Golden trumpet tree
(解説)南アメリカのブラジルからコロンビアに分布。プラジルの国花。撮影:タイ
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・タベブイア・アベラネダエ(Tabebuia avellanedae)
(解説)ブラジルからアルゼンチンに分布。コガネノウゼンはブラジルの国花。撮影:ブラジル
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・モモイロノウゼン(桃色凌霄花)(Tabebuia rosea)、英名:Pink trumpet tree、Pink tecoma
(解説)メキシコ南部から熱帯アメリカに分布。別名で「キダチベニノウゼン」(木立紅凌霄花)とも呼ばれる。撮影:タイ
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テコマ属(Tecoma)
・キンレイジュ(金鈴樹)(Tecoma stans)、英名:Yellow bells、Yellow elder
(解説)熱帯アフリカが原産。枝先にトランペット形の鮮やかな黄色い花を咲かせる。撮影:タイ
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テコマリア属(Tecomaria)
・ヒメノウゼンカズラ(姫凌霄花)(Tecomaria capensis)、英名:Cape honeysuckle
(解説)南アフリカが原産。ほとんど一年中、紅橙色の漏斗形の花を咲かせる。撮影:八丈島
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ノウゼンカズラ属(Campsis)
・ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)、英名:Trumpet creeper
(解説)中国が原産。赤橙色がオリジナルだが、園芸種がいろいろある。撮影:日本
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・アメリカノウゼンカズラ(Campsis radicans)、英名:Trumpet vine
(解説)北アメリカが原産。花の色には濃い赤色、ピンク、黄色がある。撮影:イラン
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パンドレア属(Podranea)
・ピンクノウゼンカズラ(ピンク凌霄花)(Podranea ricasoliana)、英名:Pink trumpet vine、Port St. John' creeper
(解説)南アフリカが原産。葉は奇数羽状複葉で、小葉の縁には鋸歯がある。撮影:タイ
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プセウドカリンマ属(Pseudocalymma)
・ガーリックバイン(大蒜葛)(Pseudocalymma alliaceum)、英名:Garlic vine
(解説)南アメリカのギアナやブラジルに分布。沖縄でもみられるそうです。葉を潰すとニンニクのような香りがある。別名で、「ニンニクカズラ」(大蒜葛)とも呼ばれる。撮影:タイ
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ミリントニア属(Millingtonia)
・ミリントニア・ホルテンシス(Millingtonia hortensis)、英名:Cork tree
(解説)詳細不明。別名で「コルクノウゼン」と呼ばれる。撮影:タイ
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by FlowerPhotos | 2006-12-05 13:31 | Comments(26)
Commented by きれいな花木大好き! at 2008-07-12 21:05 x
初めまして。誰が付けたか世界三大花木にホウオウボク(鳳凰木)、ジャカランダ(紫雲木)、カエンボク(火焔木)があげられますが、私は世界四大花木にして絶対にタベブイア(Tabebuia)を入れるべきだと思います!!!ピンクの花が美しいタベブイア・インペティギノーサ、略称名タベブイア・イペ(Tabebuia inpeteginosa, Tabebuia ipe)や黄色い花が美しいタベブイア・クリソトゥリカ(Tabebuia chrysotricha)を知らない人が多すぎて本当に残念です!!機会がありましたらこれからは世界四大花木として、ホウオウボク(鳳凰木)、ジャカランダ(紫雲木)、カエンボク(火焔木)、タベブイアを日本全国の人達に紹介してくださいね。そうすればタベブイアの花の美しさを日本全国の皆さんにも分かってもらえる事と思います。宜しくお願いします。
Commented by きれいな花木大好き! at 2008-07-12 21:29 x
健康茶としても売られているタベブイア・アベラネダエ(Tabebuia avellanedae)は、実はタベブイア・インペティギノーサ、略称名タベブイア・イペ(Tabebuia impetiginosa, Tabebuia ipe)のうちで濃いピンクの花を咲かせるものをいうそうです。
欧米のサイトを見るとタベブイア・アベラネダエ(Tabebuia avellanedae)は、以前は別の品種と思われていたようですが、現在ではタベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa)の別名として使われています。まずはお知らせまで。
Commented by nana at 2008-07-13 22:05 x
>ピンクの花が美しいタベブイア・インペティギノーサ、略称名タベブイア・イペ

略称名っていうのは何の略称なんですか?
それに、略称って、別名とかsyn.とは違うものなんですか?
教えて下さい。
沖縄ではイペ(いっぱいの意味らしい)って呼ぶみたいですね。

Commented by きれいな花木大好き! at 2008-07-13 23:04 x
英語の Garden Book を見ると、タベブイア(Tabebuia)の見出しの後に品種名が並んでいて、Tabebuia impetiginosa(Tabebuia ipe)とあります。これはT. impetiginosaの名前が長いので、T. ipeとも表記するという意味だと思います。その後にこの品種を植えても育つZone number、樹高、樹幅、花の特徴などが記述してあります。
Commented by nana at 2008-07-14 15:03 x
Tabebuia ipeは学名ではないの?
Commented by anon at 2008-07-22 18:38 x
Tabebuia impetiginosa, a.k.a. Tabebuia ipe
a.k.a. ; also known as
Tabebuia impetiginosa, also known as Tabebuia ipe
Commented by anon at 2008-07-22 18:50 x
'Tabebuia impetiginosa' and 'Tabebuia avellanedae' are synonyms.
Commented by nana at 2008-07-25 11:15 x
> also known as Tabebuia ipe だと思う。

>> T. impetiginosaの名前が長いので、T. ipeとも表記するという意味
なの?と思う。「名前が長いので」っていう所が釈然としない。
「Tabebuia ipe.」ってなってるのかな?
Commented by ken_arisumi at 2008-09-21 11:04 x
Tabebuiaを世界四大花木のひとつに数えては…という「きれいな花木大好き!」さんの説には、大賛成です。かつてアルゼンティンでピンクのTabebuiaを初めて見たとき、その余りの美しさに心臓が凍りつくほどの衝撃を受けました。
ただ黄色のT.chysotrichaはまだしも、ピンク~赤のTabebuiaは高温地帯産のものが移出・伝播に使われたせいか、耐寒性(特に幼花蕾)に決定的に欠けるため、日本での栽培はまずは沖縄から南西諸島どまりで、本土への普及は極めて困難と見ています。
このピンク~赤のTabebuiaを世界中に広く普及させようとすれば、耐寒性系統の見出し~創出が先決です。

Commented by ken_arisumi at 2008-09-21 12:59 x
Tabebuia属の分類に関しては、Missouri Botanical Gardenで整理・統合が行われました。かつてアルゼンティンにはT.avellanedae(通称Lapacho rosado、その分布域はYungas亜熱帯雲霧林でJacaranda mimosifoliaのそれとほぼ一致)とT.ipe(Lapacho negro、分布域はミシオーネスからフォルモーサ、チャコ、サンタフェ各東部にかけての東北諸州)の2種が分布するとされていましたが、現在は前者とT.ipe var.integraがT.impetiginosaに組み入れられ、T.ipeの基本種はT.heptaphyllaと改名されました。
T.impetiginosaは、北はメキシコに分布が及ぶ広域種です。またブエノス周辺には耐寒性のあるラパーチョ(T.heptaphyllaが大半)が植栽されていますが、花付きが悪かったり、開花年齢に達するのに年数を要したりと、さまざまでした。耐寒性で、かつ稚樹(若年)開花性で観賞価値の高い園芸種の開発が、喫緊の課題です。

Commented by ken_arisumi at 2008-09-21 16:32 x
テコマ属(Tecoma)について;
Tecoma stans(金鈴樹)は熱帯アフリカが原産と解説にありますが、アメリカ大陸の北はメキシコから南はアルゼンティン北部にかけて分布する広域種です。基本種は典型的な短日植物ですが、日長に中性の四季咲き型の品種が市販されています。
近縁種にボリビアからアルゼンティン北部にかけて分布するT.garrocha、T.tenuifoliaがあり、TSとの間に種間交雑が可能で、オレンジ系統の花色をもつ雑種が出来ています。
Commented by ジョージ at 2009-03-13 23:03 x
タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa、同意語:タベブイア・アベラネダエ Tabebuia avellanedae) とタベブイア・ロセア(Tabebuia roea、モモイロノウゼン)の葉の見分け方について。

どちらも5枚の葉が掌状についています。 タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa)の葉の縁(ふち)には浅いノコギリの歯のようなギザギザ(serrate という)があります。それに対してタベブイア・ロセア(Tabebuia rosea、モモイロノウゼン)の葉の縁(ふち)にはノコギリの歯のようなギザギザがなく、滑らか(entire という)です。

沖縄に植栽されているピンクのタベブイアのなかには、タベブイア・ロセア(Tabebuia rosea、モモイロノウゼン)と表記されていながら、実はタベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa)ということが時々ありますので注意が必要です。
Commented by ジョージ at 2009-03-15 19:53 x
タベブイア・ヘテロフィラ(Tabebuia heterophylla、同意語:タベブイア・ペンタフィラ Tabebuia pentaphylla、タベブイア・パリダ Tabebuia pallida)の葉の見分け方について。

葉は3枚の小葉、又は5枚の小葉からなる掌状で1セットになっているのが特徴。葉の周縁部にギザギザがなく、滑らか(entireという)です。 種小名の heterophylla とは、異なるタイプの小葉(複葉の一葉片)を持っているという意味です。

ピンクの花が咲くタベブイア(Tabebuia)で、街路樹などに使われる代表品種、タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa)、タベブイア・ロセア(Tabebuia rosea、モモイロノウゼン)、タベブイア・ヘテロフィラ(Tabebuia heterophylla)の葉の見分け方について、以上のように説明してみました。

Commented by Niguel at 2009-03-31 20:35 x
ピンクのタベブイアの種名:
(1)タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa)(2)タベブイア・ロセア(Tabebuia rosea、モモイロノウゼン)
(3)タベブイア・ヘテロフィラ(Tabebuia heterophylla)
(4)タベブイア・ヘプタフィラ(Tabebuia heptaphylla、比較的耐寒性がある)
その他にも多くの種がある。

黄花のタベブイアの種名:
(1)タベブイア・クリソトゥリカ(Tabebuia chrysotricha、コガネノウゼン)
(2)タベブイア・クリサンタ(Tabebuia chrysantha、キバナノウゼン)
(3)タベブイア・ドネル・スミティー(Tabebuia donnell-smithii)
(4)タベブイア・アウレア(Tabebuia aurea)
その他にも多くの種がある。
Commented by エンカルナシオン at 2009-11-23 18:27 x
ブラジルの国花、イペ・アマレーロ(Ipe amarelo)について。
イペ・アマレーロ(Ipe amarelo) とは、’黄色い(花の咲く)タベブイア’という意味で、特定の種小名を指している訳ではありません。

Ipe amarelo として知られている黄花のタベブイア(Tabebuia) の 種小名は、
(1) Tabebuia chrysotricha, ipe-amarelo-cascudo
(2) Tabebuia aurea, ipe-amarelo-do-cerrado
(3) Tabebuia ochracea, ipe-do-cerrado ou ipe-amarelo
(4) Tabebuia serratifolia, ipe-amarelo-da-mata
(5) Tabebuia umbellata, ipe-amarelo-do-brejo
(6) Tabebuia vellosoi, ipe-amarelo-de-casca-lisa

などです。



Commented by エンカルナシオン at 2009-11-23 18:40 x
タベブイア・アウレアについて。
タベブイア・アウレア(学名:Tabebuia aurea、同意語 synonyms:Tabebuia caraiba、Tabebuia argentea、英名:Silver Trumpet Tree、Paraguayan Trumpet Tree、ギンヨウノウゼン)は、南米のパラグアイ、アルゼンチン北部、ブラジル・バンタナール地方の原産の小高木。

タベブイア・アウレア(Tabebuia aurea)の葉は、5~7枚の小葉が掌状に出ている。 葉は細長く(6~18cm)で、夾竹桃の葉のような形をしています。 若葉は銀白色がかった緑です。
Commented by エンカルナシオン at 2009-11-24 21:40 x
上のコメントの続き。

花色は黄色です。

うっかりして花色を書き忘れてしまいました。 失礼しました。
Commented by あら、ま at 2010-02-15 13:46 x
タベブイアは分類や名称について色々と混乱があり、はっきりしたと情報をつかむのは本当に難しいですね。上記の情報に分布域を加えて整理してみました。

ピンクのタベブイア
(1)タベブイア・ロセア(Tabebuia rosea、モモイロノウゼン):中米(メキシコを含む)~南米北部の低山に分布。中米のエルサルバドルの国花。葉の周縁部が滑らか。
(2)タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa):メキシコからアルゼンチン北部にかけての広大な範囲に分布。南米のパラグアイの国樹。葉の周縁部にノコギリの歯のようなギザギザがある。
(3)タベブイア・ヘプタフィラ(Tabebuia heptaphylla):南米のパラナ川とパラグアイ川流域にかけて分布。アルゼンチン北東部、パラグアイに分布。ブラジル南東部にも分布の可能性あり。比較的耐寒性がある。タベブイア・インペティギノーサに比べて小ぶりで葉が小さく、枝張りが密。開花までの成長が遅い。

Commented by あら、ま at 2010-02-15 14:09 x
黄花のタベブイア
(1)タベブイア・クリサンタ(Tabebuia chrysantha、キバナノウゼン):中米~南米北部に分布。ベネズエラの国樹。
(2)タベブイア・クリソトゥリカ(Tabebuia chrysotricha、コガネノウゼン):南米のコロンビアからブラジルにかけて分布。ブラジルの国花。
(3)タベブイア・ドネル・スミティー(Tabebuia donnell-smithii、オオゴンジュ、英名:Gold Tree、スペイン語名:Primavera):メキシコから中米(特に北緯13度~17度)に分布。別の資料ではメキシコ~南米北西部にかけて分布とでていました。
(4)タベブイア・アウレア(Tabebuia aurea、ギンヨウノウゼン、英名:Silver Trumpet Tree 又は、Paraguayan Trumpet Tree):パラグアイ、アルゼンチン北部、ブラジルのパンタナール地方に分布。葉に特徴がある。葉が細長く、白みがかった緑なので、ギンヨウ(銀葉)ノウゼンと呼ばれる。
Commented by 裕也 at 2011-01-16 00:52 x
耐寒性に優れた黄色い花の咲くタベブイア種

Mark Stebbins 著の ’Flowering Trees of Florida' という本によると、”ブラジル沿海部(リオデジャネイロ州~サンタカタリーナ州)に分布するタベブイア・ウンベラータ(Tabebuia umbellata) は、寒さに強く華氏20度台(摂氏マイナス6.7度~摂氏マイナス1.0度)でも枯れずに生き残る”そうです。

ブラジルの中心、サンパウロ州やリオデジャネイロ州、パラナ州には日系人が多く住んでいます。この沿海地方に分布する耐寒性に優れたタベブイア・ウンベラータ(Tabebuia umbellata) が、日系人によって日本に送られた可能性も高いのではないでしょうか。 

Commented by 沙織 at 2011-01-16 01:08 x
日本ではあまりよく知られていない、タベブイア・アウレア(Tabebuia aurea) やタベブイア・ドネル・スミティー(Tabebuia donnell-smithii) などの花や葉の写真、簡単な説明の付いた、ハワイ大学のキャンパス・プラントというHPがあります。花を同定する時の参考にしてください。

Unversity of Hawaii Campus Plants, UH Botany-Campus Plants-page24

http://www.botany.hawaii.edu/Faculty/Carr/page24.htm
Commented by 教えてください at 2011-01-17 16:09 x
混同されやすいタベブイア・クリソトゥリカとタベブイア・オクラチェアについて

黄色い花の咲く、タベブイア・クリソトゥリカ(Tabebuia chrysotricha) とタベブイア・オクラチェア(Tabebuia ochracea) は、とてもよく似ていて密接な関係にあり、多くの人達によってしばしば混同されることがあるそうです。

タベブイア・クリソトゥリカ(Tabebuia chrysotricha) の分布については、はっきりとは分からないのですが、南米のコロンビアからブラジル辺り。

タベブイア・オクラチェア(Tabebuia ochracea) は、中米南部から、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、トリニダード、エクワドル、ペルー、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに分布しているようです。 (A.H. Gentry, 1992)

下に続きます。
Commented by 教えてください at 2011-01-17 16:23 x
どういう訳か日本で見られる黄花のタベブイアは、ほとんどがタベブイア・クリソトゥリカですが、タベブイア・オクラチェアもタベブイア・クリソトゥリカも主に熱帯地方に分布している種のようです。

私は冬の寒さが厳しい日本本土の気候を考えた時、亜熱帯のブラジル南東部に連なる Serra do Mar Mountain Range の30m~400mの Submontane Tropical Forest に分布する、耐寒性にすぐれたタベブイア・ウンベラータ(Tabebuia umbellata) が、サンパウロ州や、パラナ州、サンタカタリーナ州、リオグランデドスール州に移住した日系人によって、日本に送られた可能性のほうが高いのではないかと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
Commented by rosa at 2011-03-04 23:01 x
アルゼンチン北東部、ブラジル南部、パラグアイに分布する耐寒性に優れたピンクのタベブイア・ヘプタフィラ(Tabebuia heptaphylla) は、タベブイア・インペティギノーサ(Tabebuia impetiginosa) に比べて、花のガクと種の入った莢(さや)の表面に産毛のような白っぽい毛が相対的に多く見られます。花を見分ける時の参考にしてくださいね。
Commented by Kazuyan Tropica at 2011-12-24 21:01 x
タベブイア・ロセア(モモイロノウゼン)とタベブイア・インペティギノーサの見分け方 その1

(1)タベブイア・ロセア Tabebuia rosea (モモイロノウゼン、synonyms: タベブイア・ペンタフィラ Tabebuia pentaphylla、 タベブイア・ヘテロフィラ Tabebuia heterophylla)
分布:メキシコ南部~南米北部。 熱帯アメリカ。
特徴:熱帯地方に分布するので、どちらかというと花が咲く前に落葉しないことが多い。乾季のある地域では落葉する。
葉は3枚または5枚の葉が1セットで掌状になっている。両端にある葉は真ん中の葉に比べて小さめ。葉の周縁部が滑らか。植物用語で entire という。
花は淡いピンクで、皺が多い。喉元の部分が白っぽくて淡い黄色。
Commented by Kazuyan Tropica at 2011-12-24 21:49 x
タベブイア・ロセア(モモイロノウゼン)とタベブイア・インペティギノーサの見分け方 その2

(2)タベブイア・インペティギノーサ Tabebuia impetiginosa(synonyms: タベブイア・アベラネダエ Tabebuia avellanedae、タベブイア・パルメリ Tabebuia palmeri)
分布:メキシコ北部~アルゼンチン北部。 亜熱帯~熱帯アメリカ。
特徴:亜熱帯地方にも分布するので、どちらかというと花が咲く前に落葉することが多い。熱帯地方や乾季のない地域では常緑。
葉は5枚の葉が1セットで掌状になっている。葉の周縁部がノコギリの歯のようにギザギザになっている。植物用語で serrated edges という。
花は濃いピンク~薄いピンク、白(劣勢遺伝なのであまり多くない)など多彩。花付きのいいものは、花が房状になって咲くので見た目が豪華。花の喉元の部分が黄色で変化に富んだ色彩。

100%確実な情報ではありませんが、花を見た時の目安にしてください。
英語のサイトやその他の国のサイトも参考にしましたが、自生地である中南米諸国の写真や情報がいい加減というか混乱しているので、英語のサイトで正確な情報を見つけるのが大変だということが分かりました。
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