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バラ科(Rosaceae)

 植物科別勉強中です。バラ科は、サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ビワなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多く、身近な存在ですね。
 写真提供にご協力をいただいているM-flower5さん、mintogreenさん、nekocchiさんは日本に在住の方です。
 参考文献は、”Flora of Iran by Ahmad Ghahreman”、”shu(^^)ボタニックガーデン(Shu Suehiroさん)”、”植物雑学事典(岡山理科大学)”を主としています。


オランダイチゴ属(Fragaria)
・イチゴ(苺)(Fragaria grandiflora)、英名:Strawberry、Garden strawberry
(解説)北アメリカ東部の「バージニアイチゴ」と南北アメリカ西部の「チリイチゴ」の自然交雑種をもとに改良された園芸品種。日本へは江戸時代の末にオランダ人により伝えられた。撮影:日本
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カナメモチ属(Photinia)
・カナメモチ(要黐)(Photinia glabra)
(解説)日本、中国の中南部に分布。別名で「アカメモチ」(赤芽黐)とも呼ばれる。撮影:日本
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(花の拡大写真)
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カマツカ属(Pourthiaea)
・カマツカ(鎌柄)(Pourthiaea vilosa var. laevis)、英名:Smooth oriental photinia
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。別名で「ウシゴロシ」(牛殺し)とも呼ばれる。名前は、鎌や鍬の柄を作ったことによる。撮影:nekocchiさん
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キイチゴ属(Rubus)
・クサイチゴ(草苺)(Rubus hirsutus)
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。撮影:日本
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・セイヨウヤブイチゴ(西洋藪苺)(Rubus fruticosus)、英名:Blackberry、Shrubby blackberry
(解説)ヨーロッパから北アメリカが原産。果実は黒色に熟し、生食のほかジャムなどに加工される。撮影:イラン
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・ナワシロイチゴ(苗代苺)(Rubus parvifolius)、英名:Japanese raspberry
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。別名で「サツキイチゴ」(皐月苺)とも呼ばれる。撮影:日本
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・ブラックラズベリー(Rubus occidentalis)、英名:Black raspberry
(解説)北アメリカの東部から中部にかけてが原産。生食のほか、ジャムやジュース、パイなどの材料に使われる。撮影:上はM-flower5さん、下は日本
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(ブラックラズベリーの実)
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・モミジイチゴ(紅葉苺)(Rubus palmatus var. coptophyllus)
(解説)本州の中部地方以北と北海道の一部に分布。撮影:日本
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キジムシロ属(Potentilla)
・キジムシロ(雉蓆)(Potentilla fragarioides var. major)
(解説)日本、朝鮮半島、中国、シベリアに分布。名前は、丸く広がったかたちをキジの座る蓆に見立てたもの。撮影:M-flower5さん
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キンミズヒキ属(Agrimonia)
・キンミズヒキ(金水引)(Agrimonia pilosa var. japonica)、英名:Kin-mizu-hiki
(解説)日本、朝鮮半島、中国、南千島に分布。名前は黄色い花穂を、金色の水引にみたてたもの。撮影:日本
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コゴメウツギ属(Stephanandra)
・コゴメウツギ(小米空木)(Stephanandra incisa)、英名:Lace shrub
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。日当りのよい林縁などに自生。撮影:nekocchiさん
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サクラ属(Prunus)
・アーモンド(巴旦杏)(Prunus amygdalus)、英名:Almond
(解説)西アジアが原産。サクラ(桜)によく似た白または薄桃色の花が咲く。和名では、「扁桃」(へんとう)と言う。撮影:イラン
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・アンズ(杏)(Prunus armeniaca)、英名:Apricot
(解説)中国の東北部に分布。紀元前3000年ごろから栽培されていたといわれる。日本へも平安時代以前に渡来。撮影:イラン
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・ウメ(梅)(Prunus mume)、英名:Japanese apricot
(解説)中国が原産。日本へは奈良時代に渡来。撮影:日本
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・ウワミズザクラ(上溝桜)(Prunus grayana)、英名:Japanese bird cherry
(解説)日本に分布。果実は核果で、8月ごろ赤色から黒紫色に熟し、食用となる。撮影:nekocchiさん
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・オオシマザクラ(大島桜)(Prunus speciosa)
(解説)本州、房総半島や伊豆半島それに伊豆諸島に分布。葉は楕円形から倒卵形で重鋸歯があり、互生する。撮影:nekocchiさん
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・キクモモ(菊桃)(Prunus persica cv. Stellata )、英名:
(解説)江戸時代からあるモモの品種。名前は、花が菊の花のようになることから。撮影:日本
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・ケイオウザクラ(啓翁桜)(Prunus ×subhirtella ‘Keio-Zakura’)
(解説)シナミザクラとコヒガンザクラまたは、カンヒザクラとの雑種と言われる。撮影:M-flower5さん
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・ゲンペイシダレ(源平枝垂)(Prunus persica cv. Genpeishidare)
(解説)江戸時代からあるモモの品種。一本の木に白花と紅花を咲かせるシダレモモ。撮影:日本
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・サトザクラ(里桜)(Prunus lannesiana cv.)、英名:Japanese cherry
(解説)自然品種ではなく、人の手で作出あるいは選別された品種群の総称。「オオシマザクラ」を母種とする品種が最も多い。撮影:M-flower5さん
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・シダレザクラ(枝垂れ桜)(Prunus spachiana)、英名:Weeping Japanese cherry
(解説)「シダレザクラ」は、「エドヒガン」の園芸品種。別名を「イトザクラ(糸桜)」ともいう。撮影:日本
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・スモモ(李)(Prunus salicina)、英名:Japanese plum
(解説)中国南部の長江流域が原産といわれる。日本へは奈良時代に渡来。写真はまだありません。
・セイヨウサクラ(西洋桜)(Prunus avium)
(解説)別名で「セイヨウミザクラ」(西洋実桜)とも呼ばれる。さらに別名として「オウトウ」(桜桃)とも呼ばれる。撮影:イラン
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・セイヨウスモモ(西洋李)(Prunus domestica)、英名:Plum
(解説)一般には「プラム」と呼ばれる。プルーンもセイヨウスモモの一種。撮影:イラン
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・ソメイヨシノ(染井吉野)(Prunus x yedoensis)、英名:Tokyo cherry、Yoshino cherry
(解説)「オオシマザクラ」と「エドヒガン」の種間交雑種。撮影:日本
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(拡大写真)
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・フユザクラ(冬桜)(Prunus x parvifolia cv. Parvifolia)
(解説)「オオシマザクラ」と「マメザクラ」との種間交雑種と考えられてる。別名で「コバザクラ」(小葉桜)とも呼ばれる。撮影:M-flower5さん
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・モモ(桃)(Prunus persica)、英名:Peach
(解説)中国の黄河上流の高原地帯が原産といわれる。ヨーロッパへは紀元前1世紀ごろに渡来、日本にも古くからみられる。撮影:イラン
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・ユスラウメ(桜桃)(Prunus tomentosa)、英名:Nanking cherry
(解説)中国北部が原産。日本へな江戸時代時代の中ごろに渡来。撮影:日本
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シモツケ属(Spiraea)
・コデマリ(小手鞠)(Spiraea cantoniensis)
(解説)中国が原産。日本へは江戸時代の終わりに渡来。別名、「スズカケ」(鈴掛)、「テマリバナ」(手毬花)。撮影:イラン
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・シジミバナ(蜆花)(Spiraea prunifolia)、英名:Bridal-wreath spiraea
(解説)中国の東南部、江蘇・浙江省から江西省、四川省、貴州省に分布。日本へも古い時代に渡来している。撮影:M-flower5さん
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・シモツケ(下野)(Spiraea japonica)、英名:Japanese spiraea
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。栃木県に多い花だそう。撮影:八丈島
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(源平咲きのシモツケ・・・撮影:日本)
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・ユキヤナギ(雪柳)(Spiraea thunbergii)、英名:Thunberg's meadowsweet
(解説)中国が原産とも言われる。別名で「コゴメバナ」(小米花)とも呼ばれる。撮影:日本
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(拡大写真)
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シモツケソウ属(Filipendula)
・シモツケソウ(下野草)(Filipendula multijuga)、英名:なし
(解説)日本の固有種。本州の関東地方以西から四国、九州に分布。撮影:日本
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シャリントウ属(Cotoneaster)
・コトネアスター(Cotoneaster)、英名:Cotoneaster
(解説)普通は「ベニシタン」(紅紫檀)を指すことが多い。中国西部からヒマラヤが原産。秋に赤い果実をつけるが、黒紫色もある。撮影:イラン
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シャリンバイ属(Raphiolepis)
・シャリンバイ(車輪梅)(Raphiolepis indica var. umbellata)、英名:Yeddo hawthorn
(解説)本州、中部地方以西から、四国・九州、沖縄に分布。名前は、枝の先に葉が車輪状に互生し、花が「ウメ」に似ていることから。淡紅色の園芸種もある。撮影:日本
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シロヤマブキ属(Rhodotypos)
・シロヤマブキ(白山吹)(Rhodotypos scandens)、英名:Black jetbead、Jetbead
(解説)中国から朝鮮半島、そしてまれにわが国の山地にも分布する。4月から5月ごろ、小枝の先に白い4弁花を咲かせる。撮影:日本
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ダイコンソウ属(Geum)
・ダイコンソウ(大根草)(Geum japonicum)
(解説)日本の各地に分布。名前は、根生葉が「ダイコン」の葉に似ていることから。撮影:M-flower5さん
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・ベニバナダイコンソウ(紅花大根草)(Geum coccinea)
(解説)ヨーロッパ南部が原産。写真は園芸種。撮影:M-flower5さん
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トキワサンザシ属(Pyracantha)
・ピラカンサ(常磐山査子)(Pyracantha coccinea)
(解説)西アジアが原産。日本へは明治時代の中ごろ渡来。和名では「トキワサンザシ(常磐山査子)」と呼ばれる。撮影:イラン
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(ピラカンサの実)
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ナシ属(Pyrus)
・セイヨウナシ(西洋梨)(Pyrus communis)
(解説)ヨーロッパ中部から西アジアが原産。有史以前から栽培され、今では世界各地の温帯地域に広がっている。撮影:イラン
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ナナカマド属(Sorbaria)
・ニワナナカマド(庭七竈)(Sorbaria kirilowii)
(解説)中国北部が原産。 別名で「チンシバイ」とも呼ばれる。撮影:日本
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バラ属(Rosa)
・ナニワイバラ(浪花茨)(Rosa laevigata)、英名:Cherokee rose、Anemone rose
(解説)中国の中南部および台湾に分布。撮影:イラン
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・ノバラ(野薔薇)(Rosa multiflora)
(解説)別名で「ノイバラ」とも呼ばれる。撮影:ルーマニア
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・ハマナス(浜梨)(Rosa rugosa)、英名:Ramanas rose、Japanese rose
(解説)北海道から本州北部、朝鮮半島それに中国北部に分布。撮影:M-flower5さん
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・バラ(薔薇)(Rosa)、英名:Rose
(解説)北半球の亜熱帯から熱帯が原産。もともとは一重咲きの野生のバラだったが、交配をかさねた結果、現在では約2万種の品種がある。撮影:イラン
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(別品種)
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・ヒップローズ(Rosa canina)、英名:Rosehip、Dog rose
(解説)チリが原産。ビタミンCを多く含むため健康飲料として利用される。撮影:ノルウェー
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・モッコウバラ(木香薔薇)(Rosa banksiae)、英名:Banksia rose
(解説)中国の中南部が原産。日本へは江戸時代中期に渡来。名前は、中国名の「木香花」を音読みしたもの。撮影:イラン
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・ミニバラ(Rosa cv.)、英名:Miniature rose
(解説)北半球の亜熱帯から熱帯が原産のバラを品種改良して、19世紀のヨーロッパで作出された矮性種。撮影:mintogreenさん
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・レンゲローズ(rosa hybrida 'Renge rose')、英名:Miniature rose
(解説)園芸種。別名で、「ヤメツヒメ」(八女津姫)とも呼ばれる。撮影:mintogreenさん
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ビワ属(Eriobotrya)
・ビワ(枇杷)(Eriobotrya japonica)
(解説)中国が原産だと考えられている。日本へは古い時代に渡来し、奈良時代には植栽されていたという。名前は、果実のかたちが楽器の琵琶(びわ)に似ているところから。撮影:日本
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(ビワの実・・・撮影:イラン)
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フルテミア属(Hulthemia)
・フルテミア(Hulthemia)
(解説)バラの原種の一つ。イランの高地でみつけました。撮影:イラン
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ヘビイチゴ属(Duchesnea)
・ヘビイチゴ(蛇苺)(Duchesnea chrysantha)、英名:False strawberry
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。名前は、むかし中国であまりの不味さから、ヘビしか食べない苺と名付けたことから。撮影:日本
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・ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)(Duchesnea indica)、英名:Indian strawberry
(解説)日本、東南アジアに分布。撮影:日本
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ボケ属(Chaenomeles)
・カリン(花梨)(Chaenomeles sinensis)
(解説)中国が原産。わが国へは薬用植物として渡来し、現在では広く各地で植栽されている。撮影:nekocchiさん
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・クサボケ(草木瓜)(Chaenomeles japonica)、英名:Dwarf quince
(解説)日本の固有種。本州の関東地方以西から四国、九州に分布。撮影:nekocchiさん
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・ボケ(木瓜)(Chaenomeles speciosa)
(解説)中国原産の「マボケ」系統の園芸品種。日本へは平安時代に渡来し、江戸時代から広く栽培されるようになった。撮影:イラン
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ヤマブキ属(Kerria)
・ヤマブキ(山吹)、英名:Kerria japonica
(解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。名前は、枝が風に揺れるさまから山振りと呼ばれ、それが転訛したものといわれる。撮影:日本
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・ヤエヤマブキ(八重山吹)(Kerria japonica f. plena)、英名:Japanese rose
(解説)ヤマブキの八重咲きの園芸品種。4月から5月ごろ、鮮黄色の花を咲かせる。撮影:日本
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リンゴ属(Malus)
・リンゴ(林檎)(Malus domestica)、英名:Apple
(解説)小アジアやコーカサス地方が原産と考えられている。現在の栽培品種の多くはアメリカで育成され、日本へは明治時代に本格的に導入された。撮影:イラン
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・ハナカイドウ(花海棠)(Malus halliana)、英名:Hall's crabapple
(解説)中国の西部が原産。中国では「垂絲海棠(すいしかいどう)」と呼ばれ、楊貴妃が酒に酔って微睡んでいる姿に喩えられるという。撮影:日本
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ワレモコウ属(Sanguisorba)
・ワレモコウ(吾木香)(Sanguisorba officinalis)
(解説)アジアからヨーロッパに広く分布。秋の七草のひとつ。撮影:日本
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by FlowerPhotos | 2006-12-06 09:24 | Comments(5)
Commented by MAKIAND at 2007-07-13 16:35
じっくり見てしまいます。
時間が知らないうちに過ぎてしまう。
知らない植物が多いです。
科ごとに別れてると、なじみの花も違う意味を持ってくれて楽しいですね。
Commented by はるな at 2010-04-19 22:31 x
苺って、何科なんでしょうか
Commented by みゆみゆ at 2010-04-19 22:35 x
え〜いちごはストロベリー科でしょう☆★
Commented by はるな at 2010-04-19 22:39 x
まじめに答えてくださいよ〜(困)
おねがいします。
Commented by タビー at 2010-05-16 09:25 x
返事があるかどうかは「?」ですが、これも何かの縁でしょう。

「Tetracera indica」を検索したら、この「えるだまの植物図鑑」に出会えました。MAKIANDさんの言われるように、「じっくり見てしまいます」ね^^

ここで、「はるな」さんと「みゆみゆ」さんの「イチゴ」は何科、というのに口出しをさせていただきますね^^

「いちご」は「バラ科」です。

花に興味をもたれたら、まず自分で調べることが大事ですね。コミュニケーションを図ろうとするのもいいとは思います。でも、まず自分で調べましょう。

余計な口出しだ、と思われたら残念ですが。
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