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コンロンカについて

タイでは野性化しているコンロンカと園芸種のコンロンカをよく見かけます。どちらも学名は、ムッサエンダ(”Mussaenda”)なのですが、原種と園芸種、そして野生化したものとの区別が難しく感じられたので、ここで一旦整理しておきたいと思います。

日本でも見られるコンロンカ(崑崙花)は、学名では”Mussaenda parviflora”という種のはずです。これは、種子島から台湾、中国南部に分布するものだそうです。写真は、nekocchiさんの撮影したものをお借りしました。
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コンロンカはこれとは別に、フィリピンとアフリカに分布するようです。フィリピンのものは、学名”Mussaenda philippica”といい、大きな白い萼片が特徴だそうです。
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アフリカ産のものには二種類あって、一つは学名”Mussaenda luteola”で、「ウスギコンロンカ」(薄黄崑崙花)とも呼ばれます。スーダンの東部が原産だそうです。
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もう一つは、学名”Mussaenda erythrophylla”で、「ヒゴロモコンロンカ」(緋衣崑崙花)とも呼ばれます。コンゴ、ザイールが原産だそうです。
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そして、園芸種としてフィリピンのものとアフリカのヒゴロモコンロンカを交配させて作出したものがあり、大きなピンクの萼片を持つもので、熱帯地方では多く見られます。こちらも学名は”Mussaenda philippica”のようです。
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そして、タイで見られるコンロンカですが、花の形が少し違う二種類が見られます。これが原種のものなのか、野生化したものなのか、同じ種なのか、この疑問が残っています。
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by FlowerPhotos | 2007-07-11 01:11 | 植物の写真 | Comments(2)
Commented by nekocchi1122 at 2007-07-11 13:33
コンロンカの白いガクが特徴ですね^^
こんなに色々あるなんて、日本の中だけでは判ら無いこと、知りえないことですよね~^^
Commented by えるだま at 2007-07-11 14:13 x
nekocchiさん、こんにちは。^^
ムッサエンダ(広い意味でのコンロンカです)はあちこちのルーツがあるので、ややこしいですね。
nekocchiさんの日本でみられる植物の深い洞察は、この植物図鑑の大きな力になっています。ありがとうございます。^^
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