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2.沙漠の花

1.枝・棘・花
砂漠に転がっているような棘だらけの植物を紹介しましょう。葉と思しきものが見当たらず、枝と棘ばかりに見えます。そんな中に小さな黄色い花が咲いていました。よーく見ると花が枝から分かれて出ていますが、その出方を見ると枝になるか、棘になるか、花になるかの三通りのようです。

花の形から見ると「ニガナ」や「チコリ」に近い種類かも知れません。(上の写真) 和名は見当たりませんが、学名では”Launaea acanthodes”という種類のようです。ともあれ、水がほとんどない沙漠で生き抜いているのだからたいしたものです。面積のある葉を持つと直ぐに干からびてしまうのでしょう、それで全身枝と棘だらけの姿をしているのです。(下の写真) 

近くにケイパー(蕾をスモークサーモンに使う。)も生えていました。こちらも乾燥に非常に強い種類のようです。
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2.ケイパー
ケイパーの蕾はスモーク・サーモンによくかけるのでご存知な方が多いでしょう。ケイパーは蕾だけでなく実もピクルスにして売られています。小さなキュウリという感じです。

ケイパーはフウチョウソウ科の植物で、写真のものの学名は”Capparis spinoza”と言います。地面に這っていますが、4弁花がキリリと立ち上がっている姿は凛々しく見えます。この花は一日花なので朝開くと午後には萎んでしまいます。それでも次から次へと新しい蕾が開きますから、比較的長い期間、花を楽しむことが出来ます。凛とした後姿もどうぞ。^^

ケイパーは地中海方面と中東に分布する植物なので、残念ながら日本では見ることができないでしょう。園芸種としてはちょっと難しいかも知れません。クレオメが同じ科ですから、そちらの方がずっと人気があるでしょうね。
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3.風船みたいな種子
今回ご紹介するものはマメ科ゲンゲ属の「アストラガヌス・なんたら」という植物です。私がテヘランの東端の州局で働いていた時に撮影したものですが、長い学名にその地名が付いていました。そこの地域の固有種を発見したと思うと嬉しくなりますね。

もっともこの植物の実のなり方がユニークなのでみつければ面白くなってしまいます。中身はほとんど空っぽでごく小さな種が入っているだけです。空っぽということは中の空気を暖めるような効果を期待しているのでしょうか、あるいは美味しい果物に見せて鳥を騙そうとしているのでしょうか。

まさか熱気球みたいに空中を飛んでいくなんて・・・ そんなことないでしょうねぇ。^^
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4.デンドロステレア
今回ご紹介するのはトウダイグサ科のデンドロステレアです。和名、英名などは調べようもない沙漠の雑草ですが、よく見ると小さいけれども綺麗な花を咲かせています。沙漠で見かける植物には毛が多く見かけられますが、こちらは白い羽毛のようなものが花弁の根元についています。なんだか食べられそうな配色に思えてしまいます。
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5.オノスマ
今回ご紹介するのはムラサキ科オノスマ属の雑草です。オノスマはさすがに和名を持っていないようです。Googleで検索したらかろうじて「オノスマ・ナヌム」という花に遭遇しましたが、詳しい説明はありませんでした。

沙漠で見かける植物には毛が多いといいましたが、こちらの植物もすごいでしょう。毛深いと何かメリットがあるのでしょうか。この花、もっと開くのではないかと様子をみたのですが、残念ながらこのままでお仕舞いでした。
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6.イキシオリリオン
今回ご紹介するのはヒガンバナ科のイキシオリリオンです。”Ixiolirion”と書きますが、Googleで探しても和名は見当たりませんでした。この植物は荒地でよく見かけることができます。5cmもない小さな花ですが、青色の輝きがとても美しく、私の好きな花の一つです。
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7.ソンガリカ
アヤメ科の植物でソンガリカという学名なのですが、和名はみつかりませんでした。イランの沙漠特有の植物なのでしょう。私にはユリ科、アヤメ科、ヒガンバナ科の植物の区別がよく分かりません。少し専門的な知識を吸収しないといけないのかも知れません。
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8.デーツパーム
今回は花ではありません。ヤシ科のナツメ椰子の実です。デーツとも言います。英語では綴りも発音も”dates”と同じです。黄色い若い実も食べますが、一般的には茶色く熟してから食べるのが普通でしょう。イランでもドバイでも人気のある果物です。

甘いだけの薄味なので、いろいろなものを挟んで食べたりもします。オレンジの皮、カシューナッツなどいろいろ試せるでしょう。ナツメ椰子の木は大変高価だと聞いています。それもそうでしょう、一本の木からたくさんのデーツが採れるのですからね。

写真はドバイで撮影したものです。
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熟したデーツの写真・・・黒っぽい色をしているものです。(撮影地:イラン)
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9.モンソニア
こういう雑草を見つけては喜んでいるのは私だけかも知れませんね。それにしても不思議な形をしています。まるで地球外から来たような・・・ プラモデルで作った植物のようにも見えます。

まず、一番先に目に付くネットみたいなものですが、これは人為的にやられたものではありません。実は最初に見たとき、私は誰かの仕業じゃないかと思ったくらいです。写真では分かりにくいですが、よーく見ると、袋のようではなくて、一方向が開いているのです。なんというか、ザルのような形の捕虫網のように見えるのです。まさか食虫植物じゃないでしょうしね。

それから次の不思議な形ですが、なんだか意味不明の直線的な枝みたいなものがロボットの腕のように伸びています。まるでアンテナのように見えますから、宇宙からの指令でも待っているのでしょうか。



その後、実際に標本を採ってきて詳細に調べたのですが、やっぱり奇妙な植物です。受粉後にめしべがニョキニョキ伸びるようです。さらによく観察したらね、ニョキニョキ伸びるアンテナの中に毛のようなものとさらに細いアンテナみたいなものが入っていました。成長し終わると、鞘が割れて中身が露出して、あのネットみたいなものが現れる仕組みのようです。タンポポの種子みたいなものなのでしょう。花があってそこからアンテナみたいのが伸びて・・・そういう順序のようです。

植物図鑑を調べた結果、この奇妙な植物はフウロソウ科のモンソニアという種類であるということが分かりました。ネットのようになっていたのは、たまたま先端が絡んでいただけのことだと思います。
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10.ピスタチオ
今回は花ではなくて実の方です。日本にいらっしゃるみなさまは、ナッツとしてのピスタチオだけをご覧になられていることでしょう。ピスタチオはウルシ科の植物です。イランにはたくさんのピスタチオ畑があります。生産量は世界一だと思います。

赤く写っているものがピスタチオの果実で、果実の中に殻を持った種があります。果実と言ってもほとんど外皮なので熟してしまえば捨てるだけです。種の部分を乾燥させてからローストし、レモンや塩などで味付けを施すものもあります。私たちが食べているピスタチオは種の中身を食べていることになりますね。

イラン産のピスタチオは、残念ながら日本には輸出されておりません。日にちが経つとカビが生え、そこに発がん性物質が検出されたというのがその理由のようです。イラン側は輸出先は日本だけではないということで処理方法を変えることなく製造しているので、いつまでも平行線のままのようです。
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11.タンブル・ウィード
タンブル・ウィード、別名でロシアアザミ、回転草とも呼ばれますが、よく西部劇で風に飛ばされてころころと転がってくる干草みたいなやつです。今回、ちょっと話題になったので、イランにそれが存在するかどうか調べたら、ありました、ありました、さすがに砂漠の国です。

タンブル・ウィードは英名ですから、学名は”Salsola kali”といい、和名では「アカザ科オカヒジキ属の回転草」といいます。イランには、同属のものが16種あるようです。私の撮影した植物の中にうまくあるといいのですが、なにしろ枯れたような雑草のような植物ですから、撮影する気になったかどうか・・・

それらしい植物を探し出してみましたが、ちょっと確証がありません。WikipediaでアップされているSalsolaの画像は”Salsola tragus”の方ですから、少し違うのかも知れません。広い意味でのタンブル・ウィードということでは、Wikipediaの植物もこちらの写真のものも該当するのではないかと思います。
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12.ゼニアオイ
アオイ科のゼニアオイ(銭葵)(Malva sylvestris var.)、英名は、Mallowです。西南アジアから南ヨ-ロッパが原産だそうです。日本へはへは江戸時代に観賞用として渡来したようです。花はハーブティーに利用されます。
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13.タチアオイ
アオイ科のタチアオイ(立葵)(Alcea rosea)、英名は、Hollyhockです。西アジアから中国にかけてが原産だそうで、日本へは室町時代に渡来したそうです。
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14.ムクゲ
アオイ科のムクゲ(槿)(Hibiscus syriacus)、英名は、Rose of Sharonです。中国、インドが原産で、韓国の国花だそうです。
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15.バイカウツギ
アジサイ科のバイカウツギ(梅花空木)(Philadelphus satsumi)です。北半球に広く分布し、30~70種ほどあるそうです。別名で「サツマウツギ」(薩摩空木)とも呼ばれます。
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セイヨウバイカウツギ(Philadelphus grandiflorus Willd. )、八重咲きのバイカウツギ、写真は園芸品種と思われます。
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16.アブラナ
アブラナ科のセイヨウアブラナ(西洋油菜)(Brassica napus)、英名は、Colza、Rapeです。ヨーロッパの地中海沿岸が原産で、日本へは明治のはじめに導入されたそうです。
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17.ハマダイコン
アブラナ科のハマダイコン(浜大根)(Raphanus sativus var. raphanistroides)、英名は、Wild radishです。ダイコンが野生化したもののようです。根はあまり太くならず、食用には向きません。
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18.タネツケバナ
アブラナ科のタネツケバナ(種漬花)(Cardamine flexuosa)、英名は、Wavy bittercressです。世界中の温帯から暖帯に分布します。別名で「コメナズナ」(米薺)と呼ばれます。
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19.ニオイアラセイトウ
アブラナ科のニオイアラセイトウ(匂い紫羅欄花)(Erysimum cheiri)です。南ヨーロッパが原産ですが、現在ではヨーロッパをはじめ小アジアにまで広がっているそうです。別名で「ウォールフラワー」とも呼ばれるそうです。
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20.ヤマガラシ
アブラナ科のハルザキヤマガラシ(春咲き山芥子)(Barbarea vulgaris)、英名は、Yellow rocketです。ヨーロッパが原産で、現在では北半球の冷温帯地域を中心に広く分布しているそうです。別名で「セイヨウヤマガラシ」(西洋山芥子)とも呼ばれます。
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21.リナム
アマ科のリナム(Linum)です。アマは、コーカサス地方から中央アジアが原産といわれます。本種はイランの高原でみつけたものです。アマは明るいブルーの花なのですが、こちらはほとんど白色です。
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22.イヌムギ
イネ科のイヌムギ(犬麦)(Bromus catharticus)です。南アメリカが原産だそうです。写真はイランの荒野で撮影したものです。
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23.オオバコ
オオバコ科のタチオオバコ(Plantago virginica)、英名は、Dwarf plantain、Pale-seed plantainです。北アメリカが原産だそうです。名前は、茎が直立していることから。別名で「ツボミオオバコ」とも呼ばれます。
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オオバコ科のヘラオオバコ(箆大葉子)(Plantago lanceolata)、英名は、Ribwort plantainです。ヨーロッパが原産で、日本へは江戸時代の末期に渡来し、今では帰化しています。名前は、この葉のかたちを箆(へら)に見立てたものです。
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24.キンシバイ
オトギリソウ科のキンシバイ(金糸梅)(Hypericum patulum)、英名は、Tall St. John's wortです。中国が原産で、日本には古い時代に渡来したそうです。長い雄しべを金糸、花弁のかたちを梅に見立てて名づけられたそうです。
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25.カモメヅル
ガガイモ科のカモメヅル属の花だと思われます。イランの荒野でみつけたものです。
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26.カタバミ
カタバミ科のウスアカカタバミ(薄赤酢漿草)(Oxalis corniculata f. tropaeoloides)です。世界中に分布していると思われます。黄色い花の中心部には赤い輪または斑紋がああります。
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カタバミ科のムラサキカタバミ(紫酢漿草)(Oxalis corymbosa)、英名は、Lilac oxalisです。南アメリカが原産ですが、今では世界中に分布していると思われます。種子ができないで地下の鱗茎で増えます。
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27.アワダチソウ
キク科のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)(Solidago altissima)、英名は、Tall goldenrodです。北アメリカが原産で、日本へは明治時代に観賞用として導入されたそうです。
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28.メンアザミ
キク科のメンアザミ、大きなアザミです。花の直径は10cm以上あります。イランの荒野に生えています。
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アザミ属の植物、イランの荒野に生えているアザミの一つです。名称は不明です。
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別種です。
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29.ノボロギク
キク科のノボロギク(野襤褸菊)(Senecio vulgaris)です。ヨーロッパが原産です。一年中咲いていますが、春から夏に多く咲きます。
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30.チコリ
キク科のチコリ(菊苦菜)(Cichorium intybus)、英名は、Chicoryです。ヨーロッパの北部が原産です。古くから野菜として栽培され、現在ではユーラシアや北アメリカにまで広く帰化しています。和名では「キクニガナ」と呼ばれます。
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31.グンデリア
キク科のグンデリアアザミ(Gundelia tournefortii)です。植物全体がとげとげしています。イランでは茎や根を食用にします。
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32.コウシニア
キク科のコウシニア(Cousinia thomsonii)です。イランの荒野に生えているものです。
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33.ハキダメギク
キク科のハキダメギク(掃溜菊)(Galinosoga ciliata)、英名は、Hairy galinsogaです。中央・南アメリカが原産ですが、今では世界中に広く帰化しています。
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(拡大写真)
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34.トキワバナ
キク科のトキワバナ(常盤花)(Xeranthemum annuum)、英名は、crisp everlastingです。地中海沿岸から西アジアが原産で、日本に渡来したのは明治時代末だそうです。
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35.ハナニガナ
キク科の・ハナニガナ(花苦菜)(Ixeris dentata var. albiflora f. amplifolia)です。世界に広く分布しています。苦菜は舌状花が5~6弁、花苦菜は7~11弁です。
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36.キバナノコギリソウ
キク科のキバナノコギリソウ(Achillea filipendulina)、英名は、Fern-leaf yarrowです。ロシアのコーカサス地方が原産だそうです。
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37.ルリタマアザミ
キク科のルリタマアザミ(瑠璃玉薊)(Echinops orientalis)、英名は、Globe thistleです。原産地は中欧、南欧、中央アジア、インド、アフリカだそうです。
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エキノプス・ポリガムス(Echinops polygams)、イランの荒野に生えているものです。
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エキノプス・リトロデス(Echinops ritrodes)です。イランの荒野に生えているものです。
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38.イガヤグルマギク
キク科のイガヤグルマギク(Centaurea solstitialis)です。トルコ国境近くのイラク領内にある洞窟内で6万年前のネアンデルタール人の墓からこの種の花粉が発見されたといいます。イラクに近いケンルマンシャーの荒地に咲いていたものを撮影したものです。
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39.キョウチクトウ
キョウチクトウ科のキョウチクトウ(夾竹桃)(Nerium indicium)、英名は、Adelfa、Oleanderです。地中海からインドにかけてが原産だそうです。
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40.ギョリュウ
ギョリュウ科のギョリュウ(御柳)(Tamarix chinensis)、英名は、Chinese tamarixです。原産地は中国だそうです。春と秋の二度咲きだそうです。
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41.ヒメリュウキンカ
キンポウゲ科の・ヒメリュウキンカ(姫立金花)(Ranunculus ficaria)、英名は、Lesser celandineです。ヨーロッパの地中海沿岸から小アジアに分布しています。名前は、花や葉が日本の「リュウキンカ」に似ていることからだそうです。
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42.アドニス
・キンポウゲ科フクジュソウ属(Adonis)の野生の花です。イランの荒野でみつけました。
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43.ヤマグワ
クワ科のヤマグワ(山桑)(Morus bombycis)、英名は、Kuwa、Yama-guwaです。日本、朝鮮半島、中国、ヒマラヤなどに広く分布しているそうです。果実は集合果で、6月から7月ごろ
赤色から黒紫色に熟して食用になります。
(クワの雄花)
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(クワの実)
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44.ハカマオニゲシ
ケシ科のハカマオニゲシ(袴鬼罌粟)(Papaver bracteatum)、英名は、Opium poppyです。イランが原産です。日本では栽培禁止種です。花びらのすぐ真下に4-6枚のハカマがあるのが特徴です。
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45.オプンティア
サボテン科のオプンティア・ウルガリス(単刺団扇)(Opuntia vulgaris)、英名は、Drooping tree pear、Barbary fig, Prickly pearです。アメリカの南部からメキシコ、それに南アメリカのブラジルからアルゼンチンに分布しているそうです。果実は赤紫色に熟し、食用になります。和名では「タンシウチワ」(単刺団扇)と呼ばれます。
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46.ホトケノザ
シソ科のホトケノザ(仏の座)(Lamium amplexicaule)です。ユーラシア大陸とアフリカ大陸に広く分布しています。名前は、葉を仏さまの蓮座に見立てたものです。
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by FlowerPhotos | 2007-08-28 13:23
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