植物科別勉強中、今回はアカネ科です。アカネ科で馴染みのある花と言うと、クチナシ、サンタンカ、ペンタスというところでしょうか。
写真提供にご協力をいただいているM-flower5さん、mintogreenさんは日本に在住の方です。 参考文献は、”Flora of Iran by Ahmad Ghahreman”、”shu(^^)ボタニックガーデン(Shu Suehiroさん)”、”植物雑学事典(岡山理科大学)”を主としています。 アカネ属(Rubia) ・アカネ(Rubia argyi(syn. R. akane)) (解説)日本から朝鮮半島、中国に分布。蔓性多年草。根は古い時代から茜染めの原料とされてきた。茜色とは「アズキ」の種皮のような濃い赤紫色のこと。 (写真はありません。) オオフタバムグラ属(Diodia) ・オオフタバムグラ(大双葉葎)(Diodia teres)、英名:Buttonweed (解説)北アメリカが原産。日本にも第二次大戦後帰化している。撮影:タイ カイラルセニア属(Kailarsenia) ・カイラルセニア・リネアタ(Kailarsenia lineata) (解説)詳細不明。クチナシに似ている。撮影:タイ クチナシ属(Gardenia) ・クチナシ(Gardenia jasminoides)、英名:Gardenia、Cape jasmine (解説)日本や台湾、中国に分布。葉は楕円形で先が尖り、対生する。6月から7月ごろ、枝の先端に芳香のある白い花を咲かせる。撮影:M-flower5さん ・オオヤエクチナシ(大八重梔子)(Gardenia jasminoides cv. fortuneana) (解説)中国、九州が原産。欧米で改良され、逆輸入された。撮影:日本 コーヒーノキ属(Coffea) ・コーヒーノキ(Coffea arabica)、英名:Coffee (解説)アフリカのエチオピアが原産。現在、世界中で飲まれているコーヒーの90パーセント近 くが、このアラビカ種。別名で、「アラビカコーヒー」とも呼ばれる。撮影:ブラジル (コーヒーノキの花) (コーヒーノキの実) コンロンカ属(Mussaenda) ・コンロンカ(崑崙花)(Mussaenda parviflora) (解説)種子島から台湾、中国南部に分布。黄色い小さな筒状花を散房状に咲かせ、それぞれの花の萼片の1個が白く大きくなる。撮影:タイ ・ヒゴロモコンロンカ(緋衣崑崙花)(Mussaenda erythrophylla)、英名:Red flag bush (解説)コンゴ、ザイールが原産。撮影:タイ ・ムッサエンダ・フィリピカ(Mussaenda philippica) (解説)フィリピンやニューギニアが原産。白色の大きな萼片が特徴。撮影:タイ (ピンクの萼片の園芸種) ・ムッサエンダ・ルテオラ(Mussaenda luteola)、英名:Yellow mussaenda (解説)スーダンの東部が原産。別名で「ウスギコンロンカ」(薄黄崑崙花)とも呼ばれる。撮影:マレイシア サンタンカ属(Ixora) ・サンタンカ(山丹花)(Ixora chinensis)、英名:Chinese ixora (解説)中国やマレイシアが原産。園芸品種も多く、オレンジ色やピンクそれに黄色、白色といった花色がある。撮影:ドバイ ・イクソラ・コッキネア(Ixora coccinea) (解説)インドが原産。多くの変種や園芸品種があり、花色もピンクや黄色、オレンジなどいろいろ。撮影:タイ ・イクソラ・ダッフィー(Ixora duffii)、英名:Giant red ixora、Malay ixora (解説)中国の南部からマレー半島、それにスマトラ島やミクロネシアのカロリン諸島に分布。サンタンカ属の仲間では花が最も大きく、色は濃赤。種間交雑種がかなりあり、桃色花もある。撮影:タイ ・キバナサンタンカ(黄花山丹花)(Ixora coccinea var. lutea)、英名:Yellow flame of the woods、Yellow ixora (解説)インドが原産。サンタンカの変種。撮影:タイ ・シロバナサンタンカ(白花山丹花)(Ixora parviflora) (解説)インド、ビルマが原産。撮影:ベトナム ネルテラ属(Nertera) ・コケサンゴ(苔珊瑚)(Nertera granadensis)、英名:bead plant (解説)中南米、ニュジーランドが原産。花、葉よりも小さく可愛い果実を鑑賞する。実の大きさは3mm程度です。撮影:オランダ ハクチョウゲ属(Serissa) ・ハクチョウゲ(白丁花)(Serissa japonica)、英名:Tree of a thousand stars (解説)中国、台湾、インドシナ半島に分布。日本では沖縄だけ自生。撮影:日本 ハメリア属(Hamelia) ・ハメリア・パテンス(Hamelia patens)、英名:Firebush、Scarlet bush、Hummingbird bush (解説)アメリカのフロリダ州から西インド諸島、中央アメリカそれにパラグアイからボリビアに分布。一年を通して、枝先に集散花序をつけ、赤橙色の筒状花を咲かせる。撮影:タイ ハリフタバ属(Spermacoce) ・ナガバハリフタバムグラ(長葉針双葉葎)(Spermacoce assurgens、Borreria laevis Griseb) (解説)熱帯アメリカが原産。今では熱帯地域に帰化している。日本では沖縄で見られる。撮影:タイ ヒジハリノキ属(Oxyceros) ・ヒジハリノキの一種(Oxyceros horridus) (解説)タイ北部に分布しているようです。詳細は不明です。撮影:タイ ヒナソウ属(Houstonia) ・トキワナズナ(Houstonia caerulea) (解説)北アメリカが原産。別名で「ヒナソウ」(雛草)とも呼ばれる。撮影:M-flower5さん フタバムグラ属(Hedyotis) ・ハシカグサ(麻疹草)(Hedyotis lindleyana var. hirsuta) (解説)日本、中国、東南アジアに分布。名前は、葉が乾くと赤褐色に変色し、その様子が発疹に見えるということから。撮影:タイ ヘクソカズラ属(Paederia) ・ヘクソカズラ(屁糞葛)(Paederia scandens) (解説)日本、朝鮮半島、中国に分布。別名に「サオトメバナ」(早乙女花)、「ヤイトバナ」(灸花)がある。撮影:日本 ペンタス属(Pentas) ・ペンタス(草山丹花)(Pentas lanceolata) (解説)東アフリカからアラビア半島が原産。「クササンタンカ」(草山丹花)と呼ばれる。撮影:タイ マネッティア属(Manettia) ・マネッティア(Manettia luteorubra/Manettia inflata)、英名:Firecracker vine (解説)パラグアイからウルグアイが原産。夏に香りのある小さな花を咲かせる。和名では「アラゲカエンソウ」(粗毛火焔草)」と呼ばれる。撮影:mintogreenさん モリンダ属(Morinda) ・ヤエヤマアオキ(八重山青木)(Morinda citrifolia) (解説)東南アジアが原産の常緑低木で、沖縄でも見られる。ノニとも呼ばれ、大変薬効に優れたもの。撮影:タイ ヤエムグラ属(Galium) ・ヤエムグラ(八重葎)(Galium spurium var. echinospermon)、英名:Catchweed (解説)世界中に広く分布。名前は、葉が輪生し、幾重にも折り重なって生えるところから。撮影:イラン ルクリア属(Luculia) ・アッサム・ニオイザクラ(アッサム匂い桜)(Luculia pinceana)、英名:Luculia (解説)ネパールから中国の雲南省が原産。名前は、特にインドのアッサム地方のカシー高原に自生することから。撮影:mintogreenさん
by FlowerPhotos
| 2006-11-28 15:13
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