1.ヤエムグラ
アカネ科のヤエムグラ(八重葎)(Galium spurium var. echinospermon)、英名、Catchweedです。世界中に広く分布しています。名前は、葉が輪生し、幾重にも折り重なって生えるところからだそうです。 2.クロッカス アヤメ科のクロッカス(Crocus sp.)、英名は、Crocusです。地中海沿岸や小アジア地方が原産だそうです。写真はカスピ海周辺の山岳地帯に自生してるものを撮影したものです。 3.アルメリア イソマツ科のアルメリア・カエスピトーサ(Armeria caespitosa)、英名は、Thrift、Sea pinkです。ヨーロッパの南部(スペイン、ポルトガル)が原産だそうです。別名で、ヒメハマカンザシとも呼ばれます。 4.トウダイグサ各種 イランの高原地帯ではさまざまなトウダイグサが自生しています。 (その2) (その3) (その4) 5.ギプソラ・アレティオイデス ナデシコ科のギプソフィラ・アレティオイデス(Gypsophila aretioides Boiss)です。イランのラール国立公園でみつけたものです。ペルシャ語では「岩の花」と呼ばれます。岩に発生する露で水分補給をしています。 (拡大写真・・・黄色い花は別種です。) 6.オオウイキョウ セリ科のオオウイキョウ(大茴香)(Ferula gummosa)です。イラン、アフガニスタンなど中東に分布しています。樹脂ガルバヌムを採るそうです。 7.オオハナウド セリ科の・オオハナウド(大花独活)(Heracleum dulce)、英名は、Sweet cow parsnipです。日本にあるオオハナウドと同じかどうか不明ですが、近縁種だと思われます。 8.ルメックス タデ科のルメックス・エルブルセンシス(Rumex elbursensis)です。イランの高原地域でみつけたものです。アルボルズ・ギシギシと呼べそうです。 9.ペガヌム ハマビシ科のペガヌム・ハルマラ(Peganum harmala)です。チベット及び小アジアの原産のようです。阿片と一緒に使うと効き目が数倍になるという代物です。 10.アーモンド バラ科のアーモンド(巴旦杏)(Prunus amygdalus)、英名は、Almondです。西アジアが原産です。サクラ(桜)によく似た白または薄桃色の花が咲きます。和名では、「扁桃」(へんとう)と言います。 11.アプリコット バラ科のアンズ(杏)(Prunus armeniaca)、英名は、Apricotです。中国の東北部に分布しているそうです。紀元前3000年ごろから栽培されていたといわれます。 12.セイヨウサクラ バラ科のセイヨウサクラ(西洋桜)(Prunus avium)です。別名で「セイヨウミザクラ」(西洋実桜)とか「オウトウ」(桜桃)とか呼ばれます。 13.プラム バラ科のセイヨウスモモ(西洋李)(Prunus domestica)、英名は、Plumです。一般には「プラム」と呼ばれます。プルーンもセイヨウスモモの一種です。 14.モモ バラ科の・モモ(桃)(Prunus persica)、英名は、Peachです。中国の黄河上流の高原地帯が原産といわれます。ヨーロッパへは紀元前1世紀ごろに渡来したそうです。日本にも古くからみられるものです。 15.セイヨウナシ バラ科のセイヨウナシ(西洋梨)(Pyrus communis)です。ヨーロッパ中部から西アジアが原産です。有史以前から栽培され、今では世界各地の温帯地域に広がっています。 16.リンゴ バラ科のリンゴ(林檎)(Malus domestica)、英名は、Appleです。小アジアやコーカサス地方が原産と考えられています。現在の栽培品種の多くはアメリカで育成され、日本へは明治時代に本格的に導入されたそうです。 17.ソレナンサス ムラサキ科のソレナンサス・スタミネウス(Solenanthus stamineus)です。イランのラール国立公園でみつけたものです。花期は5月~7月です。 18.ノネア ムラサキ科のノネア・カスピカ(Npnnea caspica)です。乾燥した土地に生えていたものです。キバナムラサキの近縁種のようです。 19.ベルベリス メギ科のベルベリス・オルトボトリス(Berberis orthobotrys)です。イラクからイラン、パキスタン、ネパールに分布しています。 20.エルムルス ユリ科のエルムルス(Eremurus spectabilis)、英名は、Desert-candleです。イラン、アフガニスタン、ヒマラヤ辺りが原産だそうです。花期は5月~7月。ダマヴァンド周辺でみつけたものです。 21.アストラガルス・ピクノセファルス マメ科のアストラガルス・ピクノセファルス(Astragalus pycnocephalus)です。イランの高原地域でみつけたものです。全体で丸くなります。 (拡大写真) 22.モウズイカ ゴマノハグサ科のモウズイカ(毛蕊花)(Verbascum chaixii)、英名は、Nettle-leaved mulleinです。ヨーロッパからロシアの中部に分布しています。紫色の雄しべが目立ちます。 23.サルビア シソ科のサルビア・トメントーサ(Salvia tomentosa)、英名は、Balsamic sageです。東ヨーロッパから西アジアに分布しています。6月から7月ごろ、淡い青紫色の花を咲かせます。 シソ科のサルビア・ネモローサ(Salvia nemorosa)です。ヨーロッパから中央アジアにかけてが原産です。花は紫~すみれ色で、小さいが花穂は長く、多数の花が着きます。 24.スタキス シソ科スタキス属の花1(Stachys)です。イランの高原地帯で見られるスタキス属の花です。 シソ科スタキス属の花2(Stachys)です。イランの高原地帯にあるもので、イランでは以前、乾燥させてお茶として飲んだそうです。 25.キャットミント シソ科のキャットミント(犬薄荷)(Nepeta x faassenii)、英名は、Catmintです。地中海沿岸が原産だそうです。イランの高原地帯でみつけました。 26.ハカマオニゲシ ケシ科のハカマオニゲシ(袴鬼罌粟)(Papaver bracteatum)、英名は、Opium poppyです。イランが原産です。日本では栽培禁止種です。花びらのすぐ真下に4-6枚のハカマがあるのが特徴です。
by FlowerPhotos
| 2007-08-28 12:26
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